公的医療保険と私的医療保険のうまい使い方

医療保険には公的なものと私的な個人で各自が加入可能なものとがあります。このうち、よく損をしているのが、公的なものでカバーが十分できるのに私的なものにも加入をして、結果として無駄になってしまっている医療保険があります。特に毎月の医療費が高額になるということで、その分のカバーをしようと考えたりして私的なものに加入をしている人が少なくありません。ところが、実際には公的な医療保険で十分にカバーができることが多くあり、実際には毎月の医療保険料を考えたら、公的なものだけで十分だったということがよくあります。高額療養費制度が公的なものには存在しており、国民健康保険では事前に申し込んでおく必要がありますが、社会保険では後日その大半の医療費が返還されることもあるため、医療費のカバーとして加入するべき私的医療保険が本当に必要かどうかを考える必要があります。公的医療保険でカバーできるのであれば、カバーしきれないものを民間の保険でカバーするようにすればいいということになります。特に退院後等の生活保障などのように、医療に直接関係がないもので民間の保険でなければカバーしてもらいようがないものに特化して加入することがベターです。民間企業の保険では、退院後の通院などをカバーするものもあり、毎月の保険料を支払ってもカバーできた方がいいケースもありますが、公的なもので医療はカバーし、生活費などのカバーを民間の保険でカバーするといった使い分けで対応をしていけば、毎月の民間の保険料の支払いもそれほど大変にはならない場合がよくあります。今加入している民間の保険の内容が分からないというケースがよくありますが、ファイナンシャルプランナーなどに相談をすれば、無料で見直しの相談をしている場合がよくあります。大型ショッピングセンターなどの一角で土曜日や日曜日などに無料相談会をしているケースがありますし、その他商工会議所や市役所などでも一般向けに分かりやすく話をしてくれるところもあります。一番重要なことは、自分やその家族にとってどの内容のものがいいのかライフプランを考えて、一番自分たちにとっていいのがどれなのかの判断を行うための正しい情報を得ることです。また、その情報を受けて、どの部分は残してどの部分は見直すかの判断をしていくことが重要となります。その判断をどう考えていくのかについて、真剣に考えていくことが極めて大切となります。